2013年 09月 13日
ハーブガーデン奮闘記‐4
草取りをすれば、舞い上げる土埃に鼻の孔が真っ黒になるのでした。
まぁ、そんな条件下でも雑草は元気ですね~。(^_^;)
あまりにも雨が少なく日差しは強く、加えて風も強い。ムキになって雑草を根っこから取っていると、表土が余計に乾いてしまいそうだったので、草取りも控えめにしてみました。
すると、あっという間にスベリヒユのじゅうたん。
エキナセアが埋没しそうです。(・.・;)
アップで撮るとこんな草。
このスベリヒユ、山形あたりではスーパーでも売ってる食材だとか。
さらに、ギリシャやトルコのように夏場に雨の少ない地方では、貴重な「野菜」らしい。
どうりでこの干ばつでも元気なわけだ。
ということで、食べてみました。
軽く湯がいてお浸しで。 鰹節をパラり。
いけます。おいしいです。
少しぬめりがあってシャキシャキして。
昨今の、エグ味もなければ味も薄い、なんだか頼りない野菜と比べると、野性味あふれる力強い味です。
でも決して食べにくいということもなく、とても美味しい。
身体に良いもの食べてるな~って感じがします。
どうやら本当に体にいいものが入っているようです。美容成分もあるような…。
それはまた別に記事にしますね。
さて、そんな中でも暑さや乾燥に強いハーブたちは元気です。
なんと言っても、インド原産、トゥラシー(ホーリーバジル)。
春に種蒔して、低温のためなかなか成長してくれませんでしたが、ここへきてメキメキ大きくなりました。
今年はたくさん収穫できそうです。
本来、宿根草というか常緑低木樹なのですが、北海道では屋外での冬越しはムリ。
秋に鉢上げして室内に取り込みますが、それでもなかなか難しいのです。
それで、1年草として扱って、毎年種蒔からスタートしますが、ひと夏でぐんぐん大きくなるので、十分収穫できます。
今年はバナトゥラシーとクリシュナトゥラシーの2種類を栽培しています。
エキナセア
フェンネル
キアゲハ幼虫の襲撃にも負けず、すくすく大きくなってくれました。
セントーレア(宿根ヤグルマギク)
こちらも蜜源植物です。
ヨーロッパでは一面のヤグルマギクの畑で採ったハチミツをクリームハチミツに加工しているところもあるとか。
この花の蜜は、とっても結晶しやすいんだそうです。
どんな味なんでしょうね~、興味津々。
そしてタミ。
いくら食べても減らない草に、心なしかうんざりしているようにも見えるのだけど…。
草食動物だし、そんなことないかっ。(笑)
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by latableverte
| 2013-09-13 23:31
| ガーデン日記
2013年 09月 13日
ハーブガーデン奮闘記-3
もはや遠い思い出…の感もありますが、まとめて一気にいきますよ~(笑)
さて、7月はと言えば…。
やはり、なかなか雨が降りませんでした。
春が遅れ、ハーブの植込みが6月に入ってしまい、それからというもの、まとまった雨が全く降りませんでした。おまけに急に暑くなって…。
これではもう苗の移植はムリとあきらめ、残りの苗は秋に植込むことにしました。
それからは、ひたすら水遣りと草取りの日々。
でもね、この広いガーデン、水を汲んではジョーロで・・・ですからね・・・。(~_~;)
それでもハーブたちは頑張ってくれました。
ペニーロイヤルミント
シソ科のハーブ。
ミントの中でも比較的早く花が咲きます。段々になって咲く花が
なんとも可愛らしい。
アニスヒソップ
これもシソ科のハーブ。
若葉をお茶にできるけど、なんといってもミツバチが大好きな花。
夏から秋遅くまで長~く咲いてくれるので、貴重な補助蜜源になります。
モナルダ
これも蜜源ハーブ。
別名ビーバームとも言います。
ミツバチが大好き、というのですが、私はこの花に来ているミツバチをまだ見たことがありません。
ちょうどシナノキの花期と重なるので、みんなシナの方に行っちゃうんでしょうね。
どんだけ雨が降らなかったか…というと。
ヒマワリ
ハチミツソウ
ね、可愛そうに、大きな葉っぱを丸めて萎びています。
この頃は、サンサンと輝く太陽と広がる青空が、恨めしくて恨めしくて…。
とにかく「雨、降ってくれ~~~」と願うばかり。
不謹慎ながら、山陰地方の豪雨のニュースをうらやましく思い、
こちらの思い通りにはいかない自然に翻弄される、
人間の小ささを思い知っていたのでした。
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by latableverte
| 2013-09-13 23:04
| ガーデン日記
2013年 08月 04日
ハーブガーデン奮闘記—番外編
そうなんです。今回はチョット視点を変えて…。
嫌いな方、ごめんなさい。
テーマは ムシ です。
って、そんなに大げさなことではないですが・・・。
まずは、7月後半のガーデン。
このころになると、毎日水やりと草取りの日々です。
まぁ、草の生命力の強いことったら…(ーー゛)
でもね、ここで除草剤なんぞを使ったら、オンナがすたる!
…じゃあなくて、ハーブとして使えなくなるし、何よりもミツバチにだって影響あるし、そしたら、そのミツバチが集めてできるハチミツだって、大問題じゃない!?
というわけで、人力での草取りで頑張るしかないのですが、圧倒的人手不足により
あっという間に草だらけ…の繰返しです。(:_;)
で、草もすごいのですが、
じゃーーーん
キアゲハの幼虫です。
フェンネルの株に団体で居住中。ものすごい勢いでフェンネルが丸裸になってしまいそうです。
でも、…。
この子たち、取り除こうとすると臭角ってのが頭からニョキとでてきて、何とも言えないクサ酸っぱいニオイを出すんです。
…で、放置決定。(^^ゞ
ほんとはスウィートフェンネルが欲しかったのに、間違えてフローレンスフェンネルを植えてしまっていたので、まぁいいか、と思ったのですが。
翌々日、行ってみると、いません1匹残らず。
蛹になった様子はないし、他のセリ科のハーブに移った気配もない。(キアゲハの幼虫はセリ科が大好き)
たぶん、野鳥でしょう。
あれだけ目立ってましたもの。野鳥の目に留まらないはずはありません。
ん~~、よくできてる。まさに循環型。(笑)
さらにお次は…
今度はもうチョッとかるい感じで。。
ナナホシテントウの幼虫です。
テントウムシもたくさんいるのですが、なかなかジッとしてくれないので、幼虫の写真で失礼します。
テントウムシもその幼虫も、ハーブ栽培で厄介なアブラムシを食べてくれます。
幼虫は1日に20匹程度、成虫は1日に100匹のアブラムシを食べるそうです。
おかげで、いつもアブラムシにやられて難儀するカモミールにも全然いません。
ありがたや。
除草剤なんかつかったら、このテントウムシもいなくなっちゃう。
ついでにこんなシーンも。。。
(*^_^*)
で、その結果。
こ~んなところに産卵したりするんですね~~~。
ラベンダーの花の裏側 (・。・;
無農薬栽培とはこういうことなんですね。
きっと野菜だって同じ。
これをどうとらえるか…。
だからある程度の農薬を許容すると考えるか、
少々の虫食いを許容するか。
昨今、無農薬無肥料栽培でリンゴをつくった青森の木村さんの映画、「奇跡のリンゴ」の影響もあってか、無農薬栽培を要望する人が増えている気がします。
私ももちろん、無農薬派。
「食」のこと、安全とか安心とか考えたら、やっぱり心配な要素は出来るだけ排除したい。
「基準値以内なら、食べても大丈夫」なんて言葉、いま一番信用できない言葉だし。
でもね、無農薬で虫食い跡の一つもないきれいな野菜を望むのは何かおかしい。
無農薬だから皮ごと食べられる。もちろんそうだけど、
やっぱりよく洗わないと、虫の卵がついてたりする。
スーパーの洗浄済み野菜のような感覚では使えない。
(加熱して食べる分には、虫の卵くらい私は大丈夫だと思ってるけど…。)
そんなことも、あんなことも、色々と・・・。
今、 試される消費者
なんじゃないかと思うのですよ。
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by latableverte
| 2013-08-04 16:20
| ガーデン日記
2013年 08月 04日
ハーブガーデン奮闘記—2
雨ニモ負ケズ…、ならぬ“雨なし”にも負けず、
なんとか根付いてくれたようで、ウスベニアオイやリナリアが咲きほこっています。
ウスベニアオイ(マロウブルー)
どうです。すごい花のつき方でしょ。
ジャーマン・カモミールも咲き始めました。
ローマンカモミールも・・・。
夏至の日から2週間遅れでセントジョンズワートも咲き始めました。
なぜ、夏至の日にこだわるか?と言うと。
ST.JOHN'S 聖ヨハネの日(太陽の力がもっとも強くなる夏至の日)に収穫すると、治癒力が最大になるといわれているから、なのです。
デモね、肝心の花が咲いてないとね。というわけ、満開を待って収穫します。
この間にもたくさんの方にお手伝いいただき、
ひまわりの間引きと草取りや・・・、
蜜源樹木の苗木の植え込みをお手伝いいただき、
作業のご褒美にはこんなことも。
搾りたてのハチミツをペロリ。(*^。^*)
こんなご褒美もあります。
ヤマグワの実。
黒く熟したものは甘くてホントに美味しい。
子どもたちも夢中です。
この木、子どもが手に届くのだから小さいのかと思うでしょ?
じつは、スゴイ大木。
誰にも剪定されずに自然のままに育った木だから、奔放に枝を伸ばし、ずーと上までびっしり実がなっています。
人間には届かないけど、野鳥たちがたくさん来ています。
この場所は、そんなに広くはないけれど、小さな茂みの向こうに小川があって、多様な植物が生えているので、野鳥もたくさんいます。しかも数種類。
なかなかその姿を撮ることは出来ないのだけど、(撮りたいけど、そんなことをしていたらガーデン作業が…。)
声を聴いているだけでもとても癒されます。
野鳥の歌声を聞き分けて「お、カワラヒワがいるな」とか「これはコガラだね」な~んて言えるとカッコですけどね~。
あ、カッコウとウグイスは分かりますよ(笑)
春先、低温と日照不足で産卵が遅れていたミツバチたち。
アカシア蜜が採れて、ようやく元気な姿をみることが多くなりました。
カワイイでしょ。
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by latableverte
| 2013-08-04 13:46
| ガーデン日記
2013年 08月 03日
ハーブガーデン奮闘記ー1
「ビーフレンド・ハーブガーデン」と命名して、ミツバチたち喜んでもらいながら、
私たちにも役に立つハーブを育てて、見て楽しい遊んで楽しいお庭にしたい…と壮大な野望を掲げています(笑)
しかし…、
現実はそう簡単なものではなくて、そんな庭、あっという間に出来るわけもなくて、
まぁ、コツコツとチマチマと作っております。
で、気づけばあれから(このブログでハーブガーデン作りますと宣言して)2か月半。
もうすっかり 夏~~~っ です。
で、気にかけてくれている方も多いと思いますので、(ホント…?)
この2か月半のガーデンの様子を一挙公開しま~~す。
5月、まだ何も植えられていないサラ地。
タミもせっせと小さな草を食んでいます。
ガーデン脇にタラの芽、もとい、タラの木を見つけ、少しだけ芽をいただき
春の香りを天ぷらで…。 (食べてばっか。。。)
まだまだ、スローなスタートでした。
小型の耕耘機で耕す後ろから、カラスやハクセキレイが土の中にいた虫を目当てについて来ます。
これが結構カワイイ。(^^)
いいよ、いいよ~。君たちのフンはガーデンの栄養になるからね~~(^−^)
そんなに耕したら食べるもの無くなるよ~~と、タミ
大丈夫、すぐ生えてくるから、クサ・・・。(-_-;)
その間に、こんな感じで植栽計画を立てたりして…。
ワクワク、ドキドキ。
そしていよいよ植え込み作業。
なんだか、いい感じでしょ。
昨年、別の場所で育てていた宿根ハーブをいくつか掘り起し、移植です。
そこそこ大きく育っているので、1年目でもそれなりに見栄えはするはず…。
と、思ったのですが何しろ広い。
やっぱり、まだまばらな印象が…。
この時点では、キャットミント、宿根リナリア、アニスヒソップ、ウスベニアオイ、ベルガモット(モナルダ)などを植えました。
どれも、ミツバチが大好きな蜜源ハーブです。
中でもキャットミントは春、早くに花が咲くので、ミツバチだけでなくマルハナバチもハナアブもチョウチョ達もみんな大好き。たくさん集まってきます。
花後、切戻せば2度3度と咲いてくれるので、本当にありがたい補助蜜源になると期待しています。
写真には写っていませんが、奥の方にはハチミツ草を植え、ヒマワリの種も撒きました。
ここまでで、たくさんの方にお手伝いただきました。
とてもありがたいです。
皆さんも楽しそうで・・・。
こんなことも試行錯誤なんですが、みんなで作り上げてみんなで利用できるガーデンになったらいいな、なんて思っています。
で、この後。
いやーーー、雨が降らない、降らない。
こんなに雨の降らない年は記憶にないぞ、という感じで降りません。
いや、今までは雨が降らないことは良いことだったから、気にしなかっただけなのかな。
立場違えば、お天気模様の感じ方も違ってくるんですね。
とにかく、せっかく植えたハーブたちがしおれて、萎れて。
直播した種は発芽しないし…(-_-;)
この広いガーデン、せっせとジョウロで水やりの日々が続くのでした。
続く・・・。
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by latableverte
| 2013-08-03 12:05
| ガーデン日記