2019年 01月 05日 ( 1 )

新年あけましておめでとうございます。
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昨年も多くの方々にお世話になり
また沢山の方々にハチミツとハーブをお届けできたこと
心より感謝と御礼を申し上げます。





近年、札幌ではアカシアの花が咲く時期に、蝦夷梅雨と呼ばれる長雨が続くようになりました。
一昨年も昨年も、札幌近郊ではアカシア蜜は不作。
それどころか昨年は、蜜切れを起こしてミツバチが餓死してしまった…
という養蜂業者もあったようです。

その時期にミツバチを失うというのは、
その後夏から秋のかけて続く花の蜜も採る事が出来ないという、
大きな痛手になります。
また台風も…。
「北海道までは来ない」という常識は、
常識ではなくなったと考えざる負えない状況になりました。

数年前からミツバチたちは「これっぽっち」とメッセージを送ってきています。

農業の機械化が進むにつれ、
大型のトラクター導入で畦道や防風林の木々が切られています。
近年続く大型台風の影響もあって、
さらに木々が少なくなっています。

都市に住んでいると農村は緑豊かに見えますが、
畑の栽培品種は農薬の使用により
生きものたちにとっての住処にはなりません。
里山文化が熟成されなかった北海道において、
彼らの住処は、河川敷や畔に咲く花々と防風林くらいなのです。

人の目には緑豊かに見える農村の風景も、
ミツバチにとっては都市部の
コンクリートジャングルと変わらないのかもしれません。

ラ ターブルベールは、有機農家さんの畑で蜂を飼い、
人と生き物が共有できる場を作ることを
目的として活動しています。
でも、いくら有機農家さんの畑であろうと、
近隣の農家が農薬を使えば風にのって流れてきてしまいます。

農薬を使用していない山へ蜂を持ち込むことも一つの方法です。
でも、そこはもとから住んでいる生き物たちの住処であり、
餌場でもあります。
何万匹もの西洋ミツバチを持ち込むことが、
生態系に影響を与えることは必至です。

農村では農薬の危険があるからと、
畑で蜂を飼うことを否定するのは簡単です。
でも、私たちが普段口にしている農産物が、
そんな環境から生まれていることについては
「仕方がない」と思考停止してしまっていいのだろうか?

ミツバチは常にメッセージを送ってくれます。
農薬のこと。
水環境のこと。
花々のこと。

人と大地の健康のこと。。。

蜂を飼う有機農家の圃場では、
様々な花々(野草もふくめ)が咲き乱れ、
多様な生きものたちがバランスよく住まい、
そして作物の収量(実成り)は増えています。

人と大地の健康は繋がっています。
安全性だけではなく、経済も繋がっています。
滞ることなく循環すると、すべてがリンクします。

そのような意識を持つ
農家さんが増えることを望んでいます。
そして、そんな農家さんを応援する
消費者が増えることを望んでいます。


そのためにも、今年も花を植えます。
これまで以上に植えます。


まずは、
「これっぽっち」という落胆しているミツバチに喜んでもらいます。


そうして、
喜びに満ちたハチミツやハーブを皆さまにお届けしたいと思います。



今年も、どうぞよろしくお願いいたします。








by latableverte | 2019-01-05 15:08 | 日記