自然養蜂について考える ー 1


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冬だから、考える時間がある…という訳ではありませんが、
この時期は、いつもできない思考を巡らせたりしています。

これまで私たちが行ってきた養蜂と蜜源栽培。
自然養蜂という言葉を使ってきましたが、
この言葉に特に定義も規則も、商標もありません。
私たちの養蜂スタイルが、農業でいうところの
「自然栽培」に共通するのかな?という思いで
使ってきました。

最近、自然養蜂と謳う養蜂業者やそのハチミツも
チラチラと目にするようになってきました。

また、JAS認定や自主認定制度を下に、他者を否定するような言葉も目にします。

表現の自由は保障されているので、とやかく言うつもりもありません。

でもだからこそ、私たちの考える自然養蜂をしっかり伝えることが
大切なのだと感じます。

1年前にfacebookページに書いた記事を見つけました。
1年前にも同じことを感じ書いていたのだなぁ…
facebookだと流れて行ってしまうので、
ブログに転載します。
長いので、2回に分けますね。
くわえて、この1年にさらに感じたことや学んだことも
書き連ねてみようかと。

少し長くなりますが、お付き合いください。
(すでに十分長い…笑)



オーガニックとは何か?
人それぞれ色々な解釈をもっているようですね。
厳密な定義があるような・・・ないような・・・

わたしは、オーガニックとは循環が可能な様であること
が重要だと解釈しています。

自然養蜂という言葉を使っていますが、
家畜であるミツバチを飼育すること自体が自然なのか?
という疑問もあることでしょう。

日本には、そもそも生息していない西洋ミツバチを
持ち込むのですからね・・・
だから、その地域の自然環境に大きな負荷を与えず、
循環が可能なオーガニック養蜂と呼ぶべきなのかもしれません。

日本庭園における造園技法は「無作為の作為」と呼びます。
まるで、人の手を入れていないがごとく自然のままに魅せる技法です。
自然の様や美しさを十分に理解した上で、魅せるために人の手を加えます。

それに対し、目指すべき自然養蜂は「作為の無作為」です。


巣箱や巣枠など必要最低限の準備を施しますが、
その先はミツバチたちに任せます。

血統を重視して
作為的に女王を作ることもしませんし、
雄蜂も作り放題です。

産卵を抑制することはしません。

ミツバチたちが分封の用意を始めたら、
それに合わせるように分割します。

ミツバチたちが、自ら薬局へ行き、
抗生物質や防ダニ剤を求めて使わないのですから、
当然わたしたちも、それらを使いません。

本来、ミツバチたちは
自らがそれらに対処する方法を知っています。

弱き群は自然に淘汰されていきます。
強き群は自然に増えて分家していきます。

自然界で起きている事象をそのままに尊重します。

人の目にはわからない彼女らのルールがあるのだから。。。

そんな彼女らの声を聞いて、
ほんの少しだけお手伝いをするだけです。

それだけで、
ミツバチたちは寄生ダニに対処する方法を編み出すのです。

ミツバチたちは強いです。

環境の変化に柔軟に対処する能力があるからこそ
約500万年前からその生態を完成して来れたのでしょう。

そんなミツバチたちを信じきる。

それを、自然養蜂としています。


続く…


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by latableverte | 2018-02-15 09:54 | 自然養蜂