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越冬解除

先日、雪ももう無くなりそう…と書いた途端の大雪。
起きたら外は真っ白で冬に逆戻りしたかの景色。
それもまた、すぐに溶けてしまいました。
これが北海道の春なんでね。

そんな中、越冬解除したミツバチたちは健気に頑張っています。
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越冬から目覚めたミツバチ。
巣箱の中で寿命が来た子たちと命を受け継ぐ子たち。

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最後の力をふりしぼり、雪の上で役割りを終えた子




養蜂を始めた当初から、暖かい地域に蜂を移動することなく、北海道での越冬手法を探りチャレンジしてきました。
失敗して、ミツバチには可哀相な結果になったこともあります。
でも、越冬技術を確立することで、結果的に環境に適応した、病気やダニに強いミツバチになると考えています。

抗生物質を使わない、防ダニ剤を使わない
言葉にすれば一行だけど、そうするためにどうするのか?
それは、決して簡単なことではない沢山の対策と試行錯誤があるのです。
教科書の無い学び。

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これもそんな工夫の一つ。養蜂の色々なシーンでハーブを活用しています。
今年はガーデンのラベンダーにフランスの野生ラベンダーの力もプラス
それがどれだけの違いになるのかは、蜂のみぞ知るです。
ほとんど人間の自己満足かも(笑)


今回は無給餌越冬にチャレンジしました。
給餌した方が越冬確率は高いのだけれど、ハチたちの本来持ち合わせている生態を活かすべく、あえて無給餌による越冬を。
成績はまずまず。
今後の越冬成功へと繋がる課題やさまざまなデータが取れました。

私たちがこの様に思い切った試行が出来るのも、毎年この時期に募集しております、Honey&Herb CLUB があってこそなのです。
今、欧米世界でも注目されているCSA(Community Supported Agriculture「地域に支えられた農業」)にヒントを得た仕組みです。
おかげさまで、沢山の皆様のご賛同、応援を頂いて集まった会費があって、様々な取り組みに挑戦出来ています。
今年も只今募集をしております。

会員の皆さまには、成果産物としてのハチミツのシェア以外にも、いろいろなイベントや作業参加を通して、養蜂や養蜂と密接な関係を持つ農業、家庭でも活かせる蜜源ハーブ栽培など、体験していただける機会も設けていきたいと考えています。

明日が募集締切となりますが、まだ若干の枠がございます。
ぜひ沢山の方に知って頂きたいと思います。
ご入会をご希望の方は、どうぞお早めにご連絡下さい。














by latableverte | 2017-03-27 12:39 | 養蜂日記