2015年 04月 23日
自然養蜂Ⅷ・・・まとめ
以上、Ⅰ~Ⅶまでが、わたしの考える自然養蜂の定義でありコンセプトです。
Ⅰ「採蜜は単花蜜にこだわらない。」
Ⅱ「多品種の蜜源を必ず用意する。」
Ⅲ「ケミカルな薬に頼らず、本来の自己治癒力を引き出すフィトケミカルな植物療法を用いる。」
Ⅳ「人為的な女王蜂の交配をせず、次世代の女王蜂の更新は群の意向を尊重する。」
Ⅴ「雄蜂の数を人為的にコントロールせず、群の意向を尊重する。」
Ⅵ「その地において、ミツバチたちが望む巣作りの環境を考えた巣箱を用意する。」
Ⅶ「生態的な特徴をそのままに、飼育地域の自然環境に則した飼育方法を考える。」
地域を限定としない全国共通の項目になっています。
これに、地域の環境要因を加えることにより、飼育する地域ごとの技術指針が定められると考えるのです。
今後、さらに養蜂は環境教育をはじめ、生産物がそれぞれの地域の特産品として新たな産業を創出する可能性が高いと思われます。
その時、これまでのような既にある自然界(蜜源)からの搾取とする飼育ではなく、蜜源植物を栽培しながら養蜂を営むひとたちが増えて欲しいと願います。
また、それぞれの地域の有機農家さんの後方支援としてポリネーション(花粉交配)に協力していくことが望ましいと考えています。
ちょっとダケ真面目に語ってみました。
by latableverte
| 2015-04-23 07:22
| 自然養蜂