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冷えにはシナのハチミツを...

先日、日本メディカルハーブ協会が開催した、北海道医療大学の薬用植物園の見学会に参加してきました。
そこは、大学の敷地内にある荒れ山を7年かけて植物園に再生したという素晴らしい場所で、北海道医療大学薬学部の准教授であり、自ら植物エネルギーmessengerと名乗る(笑) 堀田 清先生の、エネルギー溢れる熱い解説を聞きながらの、熱い見学会でした。

堀田先生は漢方に精通され、陰陽五行にも造詣が深く、曰く、日本人の8割は冷え症なのだとか。
『日本は古来から豊かな森と山、雨に恵まれきれいな水が飲める。こんな国は世界中見ても日本だけといって過言ではない。だから、日本人は昔から水をがぶがぶと飲んできた。加えて、四方を海に囲まれていてその湿気にやられている。』そうです。冷えは万病の元でもあり、身体の色々な不調は、冷えを治すとたいていが良くなると言われています。
さらに堀田先生によると、「シナノキのハチミツは冷えている人には最高の薬」だとか。


・・・なぬ?シナ蜜!

これは聞き捨てならない。もっと詳しく聞きたいではないか。
ということで、伺いました。

以下引用(長いです。)

基本的に日本人の多く(約80%以上と言われています)は、胃腸が冷えている方なのですね。
漢方で言えば「脾虚」(胃腸が冷えているので食べたものから得られる元気(精気)が十分に肺に上げることができない状態)といいます。
一言で言えば「胃腸に元気がない」ということです。
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「気」とは陽気のことで水、血は陰液といい、陽の気が足りないと、水も血も体に滞ることになり、これが冷えの原因になります。
さらに、陰陽五行図から分かるように、脾(胃腸のこと)からは「思」という感情が生まれるとされています。つまり思い悩むと胃腸の「気」が下がる ということ意味します。


で、胃腸の「気」を補う味というのが五味(酸、苦、甘、辛、鹹(塩辛い))の五味のうち甘い味なのです。
したがって、胃腸の「気」の不足している日本人は甘いものが好きなのですね。
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さらに、胃腸の「気」を甘いもので補っても全身を巡らなければなんの意味もないですよね。「気の巡り」というのは全身を陽気のバリアーで覆うということです。
で、この気の巡りを良くする薬のことを漢方薬では理気薬といいます。紫蘇、陳皮(温州ミカンの皮)など、良い香りのする物はすべて理気薬となります。
なので、私たち漢方を修行するものから見ればハーブというのは理気薬、気の巡りを良くするすばらしいものということいなりますね。

で、蜂蜜ですが、もちろん甘いので胃腸の「気」を補う立派なクスリで、漢方でも使われます。もちろん摂取しすぎはいけませんが、これは何でもそうですよね。

私は蜂蜜の中でシナの木の花から得られる蜂蜜は、胃腸の冷えている方には一番のおすすめだと思ってます。
ご存知の通り、シナノ木の花は、オオバボダイジュの花と親戚関係にあって、同じようにとても良い香りがしますね。なのでリンデンと同じ効果あると思います。

もちろん全ての方に適用されるものではないことは当たり前ですよね。
シナノ木の花の香りがお嫌いな方は無理に飲む必要はないですからね。

極上のシナモン、ジンジャーなどと合わせて飲まれると、ほとんど漢方薬になると思います。







……なるほど。
甘いものは胃腸を元気にして、良い香りはその元気を全身に巡らせるのかぁ。


省略しすぎ…(-“-)

Jayanand madu でシナノキの香りが強いのはNV0720PQ0806
北海道GreenHoneyではSoraがシナノキとアカシアの蜜です。
これでハチミツジンジャーを作れば、ほとんど漢方薬、という訳ですね。(^.^)

そういえば、去年の夏よく飲んでいた、ハチミツジンジャーエール。
暑くてバテ気味の時に飲むと、なんだか体の真ん中の方がポッポとしてきて元気になってたのはそう言うことだったのね~。

夏とはいえ梅雨の合間にちょっと冷え込んだり、一日中オフィスの冷房にあたってると結構からだは冷えてますよね~。
NV0720やPQ0806に薄くスライスした生姜を漬け込んで2~3日おいておくだけ。
好みの甘さにソーダ水で割れば、ハチミツジンジャーエールです。
これ飲んだら、もう市販のジンジャーエールはもう飲めませんよ~w。
ご注意くださいね(笑)
by latableverte | 2013-06-21 23:04 | ハチミツの利用法